来年(2018年)の注目作品
こんにちは。ふみです。
この記事は前回のと一緒にしようかと思ったのですが、あまりにも長すぎたので分割しました。「これ面白そうだな」と思う作品が見つかると嬉しいです。
※目次の★は特に楽しみにしている作品です。
来年日本公開の注目作品
※日本語予告編探すの面倒だったのでほとんど英語版
個人的に特に楽しみにしている作品はスリー・ビルボード、シェイプ・オブ・ウォーター、アイ、トーニャ。就活とかで忙しいと思いますが頑張って観に行きたいのがこの3つです。
ちなみに前二つの配給は20世紀FOX系列のフォックス・サーチライト・ピクチャーズ。ここの作品はハリウッド中規模作品の中でも良作が多いところなので覚えてくれると嬉しいです。
ただ、ディズニーの21世紀FOX買収によりFOXの映画事業がディズニー傘下になってしまったので今まで通りのクオリティを保てるかかなり心配です。これから紹介する2作品みたいな作品が良くも悪くも優等生的なディズニー傘下で作れるとは思えないので…(今回の買収で一番恐れているのがフォックス・サーチライトの扱い。)
www.foxsearchlight.com
★スリー・ビルボード
2月1日公開
ゴールデン・グローブ賞6部門ノミネート、全米映画俳優組合賞最多ノミネート、トロント国際映画祭観客賞受賞
「ブログでの激推しっぷりが異常」だとツッコまれそう。ただ、ここまでいう作品はそうそうないので許してほしい。実績があるのでアカデミー賞にも作品賞含め複数部門ノミネートほぼ確実。内容的には作品賞受賞あり得ると思っていますが…
特に映画を観るにあたって人物描写やストーリー重視の人には観てほしい。おそらくシェイプ・オブ・ウォーターに比べると宣伝が難しそうなので(洋画に詳しくないとキャストとか名前だけ聞いても分からない気がする。)ブログでガンガン推しています。
名古屋ではまさかのミッドランドスクエアシネマで公開してくれるみたいでありがたい。
これでサム・ロックウェルの人気が爆上げしてほしい
★シェイプ・オブ・ウォーター R15
3月1日公開
ゴールデン・グローブ賞最多7部門ノミネート、ヴェネチア国際映画祭金獅子賞受賞
パシフィック・リム等で有名なギレルモ・デル・トロ監督最新作。これもスリー・ビルボード同様東京国際映画祭で特別上映された作品で、チケットが即完売した話題作。海外の評判も良く、アカデミー賞で一番ノミネート数が多そうな予感。洋ゲーのバイオ・ショックのような雰囲気で、予告を見ただけで心惹かれました。
名古屋では名古屋PARCOにあるセンチュリー・シネマで公開されます。
★アイ、トーニャ
2018年初夏公開予定(GW明け~夏休み前…?)
ゴールデン・グローブ賞3部門ノミネート、トロント国際映画祭観客賞次点1位
スーサイド・スクワッドのマーゴット・ロビーが主役。マーベル映画でウィンター・ソルジャー役のセバスチャン・スタンも出演。
アメリカ人として史上初めてトリプルアクセルを成功させた一方、ナンシー・ケリガン事件を引き起こしたトーニャ・ハーディングを描いた映画。スケートに詳しい人なら知っているかもしれない。
予告からトーニャ・ハーディングのガラの悪さが際立っていて、面白そう。
キングスマン・ゴールデンサークル
1月5日公開
紳士スパイアクション、キングスマンの続編。前作はR15だが、今作はPG12なのでグロは控えめ…?
ブリムストーン
1月6日
とりあえずダコタ・ファニングが人妻でガイ・ピアースが牧師ってヤバそう
レディ・ガイ
1月6日公開
性転換されたミシェル・ロドリゲスVSマッドドクター、シガニー・ウィーバー
ガーディアンズ
1月20日公開
日本よ、これがロシア映画だ。
ダークタワー
1月27日
イドリス・エルバとマシュー・マコノヒーの戦闘シーンが楽しみ
グレイテスト・ショーマン
2月16日公開
パワフルなミュージカル映画という印象で、就活の鬱な気分を吹っ飛ばしてくれそう!iTunesでサントラ早速買ったんですけど、めっちゃいい曲なのでオススメです
youtubeで全部聞けちゃうという太っ腹仕様なので聞いてみてください
ビガイルド 欲望の目覚め
2月23日公開
美しい女性陣と人権のないコリン・ファレル part1
ブラックパンサー
3月1日公開
初登場のシビルウォーではめちゃカッコよかったので単独作品も楽しみ
聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア
3月3日公開
怪しい青年と人権のないコリン・ファレル part2
リメンバー・ミー
3月16日公開
映画館で予告観た時点で泣きそうだった…死者の国に迷い込むとか千と千尋の神隠しっぽさを感じたのですが私だけだろうか
レディ・プレイヤー1
4月20日公開
スピルバーグ監督最新作!ガンダムやデロリアンなど多作品のクロスオーバー要素あり 3月末公開のペンタゴン・ペーパーズもスピルバーグ監督なので2か月連続でスピルバーグ監督作品が観れることに…社会派作品とエンタメ作品の両方を楽しめるとか贅沢
アベンジャーズ・インフィニティウォー
4月27日公開
どうなるか楽しみな反面、MCUがそろそろ区切りをつけてきそうで寂しい
それにしても日本だとレディ・プレイヤー1の翌週にアベンジャーズって凄いスケジュール…
日本での公開は確定していないが、気になる注目作品
とりあえずTwitterとかブログで言いまくれば実現してくれるみたいなところが私の中にはあるので、こっちも紹介しようと思います。かなり面白そうだと思っているのが、The Disaster Artistです。アカデミー賞にかかわる可能性が高く、日本でも公開してほしいなと思っています。
The Disaster Artistと先ほど紹介した聖なる鹿殺しのアメリカ配給がA24というのですが、ここもフォックス・サーチライト・ピクチャーズと同様、ハリウッド中規模作品で良作を多く作るところなのでこっちも覚えてくれると嬉しいです。設立から5年ぐらいしか経っていないそうですが、エクス・マキナや去年のアカデミー賞作品賞を受賞したムーンライトなど躍進ぶりが凄い。ただ、日本支部がある訳ではないので、日本公開がなかなか決まらない…
★The Disaster Artist
ゴールデン・グローブ賞2部門ノミネート
サム・ライミ版スパイダーマンでハリー・オズボーン役のジェームズ・フランコが主役・監督・プロデューサーを務めている。
アメリカで愛すべきクソ映画としてカルト的人気のある"The Room"の伝記映画。今年のトロント国際映画祭ミッドナイト・マッドネス部門観客賞2位なので評判は良さそうですが…肝心の元ネタとなるThe Roomが日本未公開、配信無しで知名度が圧倒的に低い。元ネタを知っているアメリカでバカ受けして興収は絶好調ですが日本で公開されるか怪しい。
元ネタを知ったうえでこの予告見るとめちゃくちゃ面白いです笑
★元ネタの伝説的クソ映画The Roomとは
2003年にトミー・ウィソーによって作られたとんでもないクソ映画。
日本では劇場公開も配信もなく海外版を輸入するぐらいしか全部を観る方法がなさそうなのですが、下のニコニコ動画のやつが字幕付きで物語の結末まで面白くレビューしてくれているのでこれを見れば、いかにクソなのか分かってもらえるはず。
これ見たら他のクソ映画大体面白く見える説あるかも(錯乱)
ニコニコ動画でクソ映画配信大会とかイベントやってくれないかな…
ニコニコ動画見れない人はこちら。ハリウッド・ブロックバスター映画が好きな方は知っているかも「正直なトレイラー」(honest trailers)シリーズ。
ハリウッド映画の「ここがおかしい!!」という所を真面目なナレーションでツッコミを入れる動画シリーズで、面白いです。何とThe Disaster Artistが公開するからなのか、The Roomも取り上げてくれた模様。
こっちでもそのクソっぷりは分かってもらえると思う。
動画を観てくれた人はわかると思いますが、ビックリするぐらい主役が棒読み演技。洋画の演技の上手い下手はよく分からんって人でもこの演技の酷さは分かってもらえると思います。
町山さんも紹介してくれたようなので載せておきます。The Roomがどれだけクソ映画なのかさらにわかるはず。
Roman J. Israel, Esq
デンゼル・ワシントンとコリン・ファレル出演、ナイト・クローラーのダン・ギルロイ監督作品だと聞いて、個人的に気になって仕方がない。オリジナル作品で日本語字幕付きの予告編が無いのでどのような話になるか分かりませんが、前から楽しみにしている作品です。
日本でも公開してくれるんじゃないかな…ソニピクさんお願いしますね!
Battle of the Sexes
ビリー・ジーン・キングとボビー・リッグスとのテニス男女対抗戦を描いた映画。
今年秋冬公開のフォックス・サーチライト作品が4つあり、キャスト的にこれが一番公開の可能性があると思っていたのですが…ゴールデン・グローブ賞2部門ノミネートと実績はあるのでスリー・ビルボード、シェイプ・オブ・ウォーターに続いて公開してほしいところ。
賞レースで評判の高い骨太なものから超大作やB級映画まで様々なタイプの映画を紹介しましたが、面白そうだなと思うものが見つかれば嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
ふみ