2017年映画まとめ

こんにちは、ふみです。2017年も残りわずかになったので備忘録がてらまとめました。

 

 

 ちなみに映画の視聴本数は今年1年間で70本弱。そのうち映画館で観たのは24回23本。今まで年2,3回映画館で観ればいい方だったのでそれに比べるかなり増えました。交通費込みで6万ぐらいは吹っ飛ばしてる気が

ちなみに2017年に観た映画はこんな感じ。(海外ドラマやDVD含む)

2017年上半期↓

www.imdb.com

2017年下半期↓

www.imdb.com

 個人的にフ〇〇マークスとかはサムネが好きじゃないので映画の記録にはIMDb(インターネット・メディア・データベース)を使っています。英語の勉強にもなりますし。あと、レビュー書くと私の場合は長くなるので…長いレビュー書くの向いてないよねアレ。

 今回は映画館で観たものに限定して面白かった作品を個別に紹介します。(スリー・ビルボード、クボ以外は公開が新しい順。)

2017年ベスト映画

 

2017年MVP スリー・ビルボード (東京国際映画祭 特別招待作品)

f:id:f-no-mochiru:20171115021817j:plain

 日本版ポスターがアメリカ版と大差ないのが凄く嬉しい。人物・キャッチコピーなしデザインとかなり頑張っているのでヒットしてほしいです。

 日本公開は2018年2月1日ですが、東京国際映画祭で一足先に観てきました。これだけのために名古屋から東京に特攻したと言ったら凄く微妙な雰囲気になったけど。

 海外で高評価なのも納得で、間違いなく今年一の傑作。今まで観た中でもトップクラスの面白さ。年内に観れてよかった。来年の一般公開も時間作って観に行きたい。ブラックコメディで笑えるだけでなくアメリカの社会問題を上手く織り交ぜていてエンタメとしても大変素晴らしいです。

 観る前から海外レビュー読み漁っていた時点で特にサム・ロックウェルに対する期待度合がかなり高かったのですが、肩透かしを食らうことが無かったのが凄かった。

 …と、これ以上書くと長くなるので、詳しくは過去記事にまとめています。

 舞台がアメリカのミズーリ州なのですが、ミズーリって名前しか知らねぇ!っていう人は下の記事の「観る上で知っておいた方がいい知識」だけでいいので見てほしいです。

fu-no.hatenablog.com

2017年MVP次点 クボ 2本の弦の秘密

f:id:f-no-mochiru:20171126193029j:plain

 年末にとんでもないアニメが来ましたよ!こんなに泣けるアニメ映画だとは…完全になめてた。沢山の人に観てほしい作品なのに公開してくれる映画館が少ないのが残念です。

 クボはストップモーションアニメで、登場人物などフルCGではなく本物の人形を使っているのですが動きがCGの様にとにかく滑らかでビックリしました。1週間で3秒しか作れないそうです。凄いとしか言いようがない。ここまで来るとCGでいいような気もしますが、ストップモーションアニメで人形に躍動感を与えるのとクボが折り紙に躍動感を与えるのが重なっているように見えたのでストップモーションでやる意味はちゃんとあったんじゃないかなと思います。

 …と観る前はストップモーションアニメだから技術凄いんだろうなぐらいの気分だったのですが(それでもここまでとは思っていなかった)、実際に観ると涙が止まらなかったです。「成人にもなって映画でボロ泣きとか恥ずかしい」とかそういうのを忘れて何回も泣いてしまいました…隣の人が遂にハンカチを出したので私もストッパーが効かなくなってしまった。副題回収シーンとか「う、うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!(涙腺崩壊)」。親子連れで観ると親の方がボロボロ泣いてしまうタイプの映画。ストーリーはシンプルで上手く行き過ぎ感はありますが…その分メッセージ性に重きを置いているという印象。

 日本をモチーフにしていて、ニンジャ!サムライ!COOOOOOL!!という感じではなく海外作品の中でもかなり丁寧に作りこまれていました。ビジュアルだけじゃなくて死生観やわびさびなど思想面でも日本を意識しています。お盆に公開してほしかったな…。

 時間の都合で吹替で観たのですが、プロの声優でない人も上手で違和感がなかったです。字幕声優の方はマシュー・マコノヒーシャーリーズ・セロン…とかなり豪華。

ブレードランナー2049

 ブレードランナーの続編だけあって、予想以上にブレードランナーしていました。前作を観ないとストーリー理解は難しい。ただ、映像やデザインが素晴らしいのでストーリーがよく分からなくても眺めてるだけで十分楽しめると思います。観て思ったのが主役のライアン・ゴズリングは、無口で自分は報われない中で相手を見届けるような役が似合うなということ。時間は3時間と長丁場でしたがそんなに長いと思いませんでした。テンポはかなりゆっくりなんですけど。

 言いたいことがあるとするならば、派手なSFではないのでIMAX上映するなら2Dにしてほしかった(撮影監督は2Dワイドスクリーン推奨だと言っていたのでIMAXの良さがダンケルク程の威力を発揮しないとは思いますが…)のと、前作みたいな夜のごちゃごちゃしたシーンがもっと欲しかったこと。流石に作中でも30年経っているだけあって街の様子が昔より洗練されているのは仕方ないと思いつつも逆に物寂しく感じました。これが時の流れか。

ダンケルク

 公式もIMAX推ししているだけあって、IMAXの凄さを思い知らされた作品です。IMAXリバイバル上映とかがあったら上映される可能性もあると思うので是非観てほしいなと思います。スピットファイアが近くを通過するときの音もかなり迫力があって凄かったです。本当の戦争だとあれ以上の轟音なんだろうなと思うと辛かった。

 詳しい感想は過去記事にまとめたので、それを見てもらえればと思います。

fu-no.hatenablog.com

バッド・バディ! 私と彼の暗殺デート (原題:Mr. Right)

 原題のMr.Rightとは理想の人という意味。

 サム・ロックウェルがカッコよすぎて唯一2回観に行った映画。ダンス・ステップをさりげなく入れてくるのがめちゃ上手い。主人公のアナ・ケンドリックのクレイジーっぷりも可愛くて最高でした。君に夢中だという意味で、I'm crazy for you! という文がありますが、まさにそんな感じ。内容はぶっちゃけあってないようなものなので頭を空っぽにして観るのをオススメします。「細かいことはどうでもいいんだよ!」日本版が待ちきれなくてアメリカ版Blu-rayを買いましたが特に問題なかった。

 脚本がマックス・ランディスで、前作のエージェント・ウルトラ以上に潔くクレイジー・キャラ萌え要素に全振りさせていて良かったです。

 オープニングが凄くおしゃれでカッコいい。曲もおしゃれ過ぎて買った。

youtu.be

サッカーゲームFIFAをやる人ならsaint motelって聞いたことあるかも。

ラ・ラ・ランド

  アカデミー賞たくさんノミネートされてて評判いいし、ジャズ要素もあるから観よ?と友人を誘った数少ない映画。私が映画観るときは殆ど一人なので…(観る映画的に仕方ない。)友人を誘った後にTwitterネガキャンされたときは不安になりましたが結果的には誘ってよかったです。

 オープニングのAnother day of the sunのワクワク感や全体的に彩度高めの色鮮やかなデザインが凄く好きです。話が進むにつれて「うわああああ!!!」と心に刺さるというか揺さぶられる作品だなと思いました。ミュージカル映画だから大丈夫だと思いきや精神ダメージは大きかった。異質というか何というか…心がしんどい。あとラ・ラ・ランドも曲が良かったのでサントラ買いました。

 「夢をみていた。」のキャッチコピーも良く、まさに夢をみていたんだなという感じでした。終盤のあのシーンはスクリーンを飛び出してくるようで映画館にいるのを忘れるほど。

 予告編を見た人なら分かってくれると思うのですが、例のミスリード的なシーンに驚く人は多いはず。

今年の映画を振り返って

※ぶっちゃけただの感想です。

 昨年末から洋画にドハマりし、今年は映画館で20本以上観ました。この記事で書いていない映画でも面白いのが多くハズレはそんなになかったような気がします。観た本数が多いからというのもあると思いますが、傑作級の映画が観れたのも良かったです。

 その一方、実は色々と見逃した映画が沢山あるのが心残り。思いつくだけでも、パトリオット・デイハクソー・リッジ、ある決闘セントヘレナの掟、ワンダーウーマン、ドリーム、バリー・シールって結構ありました。特に6月が多くて大変。6月は3本観るのが限界だった…一番多かったのは11月で4本。あとはコリン・ファレル出演作品が1つも観れなかったのも残念です。来年はおそらく2,3本あるのですが就活でフルコンできるか微妙。 

 あと、今年はクボといい猿の惑星といい猿が凄く良かった。猿があんなにカッコいいとは…

 来年も今の段階で面白そうな作品がたくさんあるので楽しみです。(長すぎたので次の記事で紹介します)

 

 

 最後まで読んでいただきありがとうございました!

 ふみ